ガガガSPツアーファイナル「長田行進曲フェス2006」

9月9日にいってきました。なんばHacthでの、ガガガSPのツアーファイナルです。ツアーファイナルをフェスにしてしまうなんて、イキだなぁ。
この日のメンツはすごすぎて、チケット代が3500円でいいのかと目を疑ってしまった。
楽しかったです。「楽しかった」という言葉でしか表現できないのが歯がゆいのだけれど。
どんな感じだったのか、一所懸命書こうと思います。
長くなると思うけど、最後まで読んでくれたらうれしいなと思います。

ムラマサ☆
ボーカルの女の子の関西弁がとってもキュートでした。
地元が大好きなのが伝わってきたし、こうしたイベントに出れることを喜んでいる感じが伝わってきて、ほほえましかった。
ステージ中央の方のモッシュが範囲はせまいけど、激しくて、熱狂的なファンがいるんだなぁって思いました。

<マキシムザホルモン>
パワフルさが半端ないなと思いました。あんな力強い演奏はじめてきいた。
MCでは、芸人みたいだし、すごいなぁと。
やってるほうも血管きれそうなぐらい本気だから
会場も死人がでてもおかしくないぐらい本気でした。
すげえ好きになりました。
男が数人で肩くんでモッシュしてたのをはじめてみた。
いてええよ、でも楽しいよ。なんでなんだろうね。
ぶつかりあうのが、痛みを感じることが、生きてるって感じるんだ。

B-DASH
「でたらめ歌詞」ってイメージが強かったんだけど、ちゃんと歌詞あるんですね。
マキホルがパワフルだったので、ちょっとおとなくして感じてしまったけど、ノリやすいから、楽しかったです。
「ちょ」はほんまうれしかったああああ。よみがえったかのように、踊りくるってたら、知らないおねえさんと目があって
手つないだり、モッシュしあったりして、遊びました。

<ユウテラス>
すいません・・・頭がくらくらしたのでドリンクいきました。
外のTVで見てたんだけど・・・フォークなんかな??
聞かせる系のような気がしました。
最後、歌ではなくMCをいってひっこんでたのが、おもしろかった。あれ?なんでだったんだろう。

銀杏BOYZ
すいません。ちょっと口調が変わります。
わたし、このイベント事態が楽しみだったんですけど、正直,
峯田くんにあいたくて行きました。すいません。

登場する前から「みねた」コールが起きました。
他のバンドにはなかったのに。
カリスマ・・・なんだか峯田くんに似合わない気がするけれど
カリスマってこういうことを言うんだって思った。

この日のメンバーは全員海水パンツ。
今年はフェスにはほとんどでてなかったから、夏らしさ、フェスらしさのアピールなのかな。。。
峯田くんはなぜか、腰のギリギリの部分でパンツをはいてましたwwwセクシーですねww
ほどよく筋肉がついていていい体ですね。
まぁ、そんな話はどうだっていいんですけど。

人がたくさんいて、たくさんいてというか、みんな前に出ずにはいられないほど峯田くんに夢中になって、
私はまともに立てなくて、片足をあげた状態だった。
前から、横からうしろからも体を押された状態、普通だったら苦しかっただろう。
でも私の目が峯田くんをとらえた瞬間から肉体の窮屈さは消えていました。
魂だけが生きていたのかも。

体の、感覚のすべてが目に集中していました。


登場して、すぐのMCは「大阪に首都はゆずらねえ」とか「携帯のアドレスはもういわねえぞ」とか、おもしろい感じでした。
今日はあんまりきれてないんかなぁなんて思っていたら
そんなことは全然ありませんでした。

ああ・・セトリが全然おぼえてないや。
なんの曲の前か忘れたけど、「俺はきちがいきちがい言われるけどよ、
おまいら(会場のファン)のほうがよっぽどきちがいだ」って言って、「おまいらがおかしいのか?俺がおかしいのか?社会がおかしいのか?」って叫んでました。
目がまじでした。
「聞こえるか?」、そう言って歌いだした時、この日一番の歓声がおきました。

峯田くん歌いながら会場をくいいるように見渡します。
一人一人をじっと見て、指を差します。
「なんで自分はここにたっているのか」
「なんでおまえはここにいるのか」を問いかけているように、私は感じます。
みんなステージにしか目を向けていません。
ぶつかりあっても、汗まみれになっても、それが痛くても、苦しくても
それ以上の感動を峯田くんから得ているから平気なんだ、そんな感じです。
だから、モッシュがひどいとかダイブがひどいとか考えもしません。
やってるほうも考えてないから、柵は壊れました。
それでも、峯田くんに近づくことをやめようとしないし、
峯田くんは顔をぎりぎりまで客にちかづけて叫び続けます。

そして、この日の最後の曲「ひかり」は、まるで舞台のワンシーンのようにできあがってました。
メンバーの表情も、演奏も、動きも、
そこに向けられるたくさんの視線、そして会場の空気も、
完成されていました。
その曲の前のMCでは「ずっと考えていて、まだ答えは見つからないんだ」と語っていました。
「答えは見つからない」・・・それをまるで恋人に語りかけるような表情で言いました。
そこにはアーティストではなく、一人の人間がいました。
何百人、何千人の前で裸になれる男。
いや、裸になってしまった男という表現のほうがあっているかも。
無防備なその姿が、人間の弱さ、強さ、
そして、美しさを表現しているかのようでした。
汗で肉体がきらきらと輝いて、まぶしいと思うぐらいでした。

「ひかり、ひかり、ひかり、君をつつんでおくれ」
そういいながら、峯田くんは大舞台の中心で、空中を見上げる。手をのばす。
筋肉をのばす、目をみひらく、絶叫する。


きれいだった。

「君の首をしめていた」と歌っていても、きれいだった。
「それはいつかの僕だったんだ」と歌ったとき、涙があふれた。

歌い終わって、「今日はありがとさまでした」って何度も言いながら峯田くんがさがって
メンバーが下がったら

会場に沈黙がおきた。
誰も言葉を発せなかった。

ガガガSP
ガガガの主催したイベントだけあって、ファンが多かったです。
ボーカルコザックさんは最初のほうはずっと「峯田くん」「峯田くん」いってた。
どうやら峯田くんを見て、圧倒されてしまったらしく、最初はちょっと本腰がはいってない感じでした。
いや、それぐらいすごかったんですって。銀杏のライブ。
でもコザックさんのMCすごくよかった。
はじめてみたのに、すごく近くに感じてしまいました。
すばらしい人ですね。尊敬しました。
覚えている限り、コザックさんのMCを書こうと思います。
私の言葉よりもそれが一番伝わると思うから。


「普通の仕事をしようと思ってます。(ファンが絶叫)
 (あわてて)あっ・・・バンドはやめませんけどね。
 こうやってステージにたっていてもダメだなあとか思うんですよ。
 こうやってステージにたっているけど、ここから下りて、普通の仕事すればバイトすれば
 時給800円、700円で働くことになる。おまえらと一緒なんだよ?
 それを知っているんが、一番最強だと思ってさ」

「ライブをしたいから土日はやすめる仕事な(笑)」

「おまいら普段、暗いだろ?(ファンに向かって)
 なんか冴えない顔したやつらばっかだもんな。(笑)
 そういう人間がさ、こういう場所だからってうわあーって叫んでいるっていうのは
 すばらしいと思うんだよ。」

「またこんなイベントやります。
 今回さ、本当はチケット3800円だったの。
 でも俺、絶対3500円にしてくれって何度も言ったの。
 なんでそんだけぽっちにそこまでこだわったのか、わかんねえけど。(笑)
 300円あれば、たばこ買えるもんな。(笑)、そうだろ?」

「おまえらがさ、パンクとか聞かなくなって、ライブにもいかなくなってさ、そうして年くってから、
 またパンク聞こうか、またライブいこうか、って思った時、
 帰る場所つくっとくから。
 おまえがとしくってもまだやってるから。ライブしてるからさ。
 またきてくれよ。いろんなバンド聞いて、いろんなライブいけよ。」

「銀杏・・・すごかったね・・・・(ちょっと黙る)
 でも今日いろんなバンドよんでさ、いろんなバンド見せてもらってさ
 すごく感じちゃった。全部ちゃうんやなって。
 昔は他のバンドばっか気にしてた。負けたくなかった。
 さっきの銀杏も、今日でたバンドもどれもすごかったけど、全部ちがったから。
 俺は俺でいいって思った。俺は俺でいい。
 だからさ、おまいらもおまいらでいいよ。」



素敵なMCでしょ??コザックさんの「仕事をする」っていうのは、本当にびっくりだった。
かっこいいなって思った。
あーーーー今思い出しても感動がよみがえってきた!!!
ライブ終わって、あたしはすぐ帰りました。余韻にひたりたかったけど、
誘ってくれたお姉さんたちもあいかわらず素敵な人たちで
もっといろいろ話したかった。

長いのに読んでくれて、ありがとうさまでした。
峯田くん、峯田くん書いてますけど、どのバンドもすっごいよくって
今まで見たことなかったのが、くやしいぐらいだったよ。
春のイベントの時もそうだったけど、峯田くんをとおして、いろんなバンドや音楽、
人たちに知り合えて純粋にうれしい。楽しい。すばらしい。
NO ROCK NO LIFE!!!