RADWIMPSと行く無人島ツアー2500円?IN 心斎橋クアトロ

いってきましたー。RADWIMPS・大阪初のワンマン!!
レポ書きまーす。

7時ほぼジャスト。客電が消え、ライブスタート。
アルバムツアーらしく、アルバム一曲目「4645」からスタート。
この曲、はじめてアルバムを聞いたときから、がっつりハートがつかまれたのだけれど、ライブでも、その効果はばっちり。
キャチーなワンコーラス目から、会場のエネルギーが一気にステージに向かう。
「よろしこー!!!」、ボーカルの野田くんが元気よく挨拶する。おおお、これがあの繊細な歌詞を書いた野田くんか、、なんかすんごい気さくだなァ。意外だ!
「ここ大阪ではじめてのワンマンをすることになって…こんなにひとが集まってくれるなんて…」としみじみと語りだし、おおおおお、ここは感謝の言葉がつげられるのか、、、と思ったら、、、


「思ってました」



会場に一気に笑いがおきる。
なんていうか、うまいの。しゃべるの。
ロンブーのアツシみたいなしゃべり方するの。
途中までまじめなこと言うのかと思ったら、毒舌でおとすっていうテクニックを持っている人でした。お笑いでもやっていけそう。「笑い」に対しては厳しい大阪のお客さんを大笑いさせてましたよ。たいしたものです。
それにしてもこのボーカルの声は、ずるい。
心にささくれを作っていくような声なのだ。
こういう声は本当にずるい。
ライブ前半は、本当にただただ楽しい空気でいっぱい。
みんな、CDを聞きこんできたのか、曲のイントロに敏感に反応して歓声をあげる。「ああ、この曲、聞きたかったの!!」そういう空気でいっぱい。

ライブのところどころに観客との交流がありました。
みんなでコール&レスポンスしたり・・アットホームな雰囲気に会場はすでにアーティストと客という立場ではなく、同じ空間を共有する仲間になってました。
またこういう時の野田くんの笑顔が最高っつ!
会場の様子をしっかりと見つめては気持ちがよさそうに笑うんですよ。それ見てるだけで、こっちも楽しくなりました。

「好きとか嫌いとかのレベルじゃなくて、この人がいなかったからどうだったろうってぐらいの人にきっと誰でも出会うと思う。僕はまさに今そういう人がいて、その人を思ってつくった曲です」というMCの後に歌われたのは「何十年後に「君」と出会ってなかったアナタに向けた歌」でした。
こんなふうに愛される野田くんの彼女って本当に幸せだなァと思う。

中盤、「RADWIMPSに質問コーナー」がありました。
おもしろかったのは「初チュー」の話で、ベースの武田くんは小学生の時で、しかも相手は男だったこと。
そして、この日はドラムのさとし君の誕生日ということもあり、会場から「おめでとう」のメッセージが。
さとし君はマイクをにぎってこんなことを言ってました。

「僕はこのバンドにはいるまで、どうしようもない生活をしていました。一日中ゲームやったり、麻雀やったり、本当にどうしようもなかったです。でもこのバンドに出会えて、自分がメンバーなのに出会えてっていうのは変だけど、みんなとRADWIMPSを共有できることがうれしいです。21年間生きてきて、この1年が一番濃かったです。」

けしてうまくしゃべってないんだけど、それが逆にいい味だしていて、感動してしまいました。
会場があたたかい拍手をおくると、さとし君は、涙をぬぐっていました。

しかし、ここで野田くんが、
「サポートメンバーのさとしくんでした〜!!」
と、大ボケっつ!!!
サポートって!!!!ひどい!!!!!でも、大爆笑でした。

「大阪ではこの曲はたくさん流してもらったので、知っている人も多いと思います」といって、歌われたのは「最大公約数」。
「人間が2人いて、ちがう人間だけれども、ちがう数字同士が同じ最大公約数をつくれるように、人と接する時おたがいの公約数を見つけれればいいなと思って作った曲です」という説明もしてくれました。
このときの会場の一体感は、すごかったです。


アンコールはダブルアンコールでした。
2回目のアンコールの時は
「こっから先はリハーサルしてないからー、2時間ぐらいしたら忘れてね!大阪の人そういうの得意でしょ?」と意味の分からないMCが・・・テンションが高いからならではっつ!!
このアンコールでは、新曲のお披露目もあり。
これがすんごいいい曲でした。
歌詞覚えられなかったけど、頭の中で音がはじけて心地よかったです。早く音源がほしいと思いました。

それと、野田くんが手をあげる時、必ずピースマークをつくるのがとても印象的でした。
それを観て、お客さんもみんなピース。
あああ、これはすばらしいなァって思いました。
「笑顔」とか「平和」とか「やさしさ」とかそういうのって感染するんだよね。そういう簡単なもんなんだよね。本当は。
なるべく笑っていきたいなァって思った。
このライブ会場のように、「笑顔」を感染させていけるように。

会場のノリこそ、まだまだいけそうな気がしましたが、1人1人がRADWIMPSの楽曲を聞き込み自分の歌としてとりこんでいる印象を受けました。
こうした楽曲は強いと思う。
たとえこのバンドがいなくなっても、リスナーの胸の中に生き続けるんだから。
そういう音楽をRADWIMPSは作り、表現している気します。
またRADWIMPSのライブが教えてくれたことは
「ステージが楽しんでないのに、客が楽しむはずがない。」ってことでした。
RADWIMPSのライブはメンバー自身が本当にライブを楽しんでいたと思います。

メンバーの年はまだ20や21ということで、歌詞もMCもライブもまさに「等身大の姿」をぶつけている印象を受けました。
本当にたくさん魅力と可能性のつまったバンドだと思います。
この良さが「若さゆえ」のものなのか、それともこれから深みを増していくのか。楽しみです。



=余談=
今日は一人で観てたんですけど、いつもどうりノリノリで観ていたら・・・本編が終わったときにうしろの人に肩を叩かれる・・・。。。。
振り返ると、そこには、体のがっしりした体育会系の男の子が・・・・・。。
「やばい、あたし、しゃしゃりすぎたから、怒られる??!!」とびくびくしてたら、

その子がニカっと笑って
「おねーさん!!!!ノリ最高っすね!!超いいっすよ!!」と褒められる・・・・(●∀●;)
その後もその男の子とは、何度か目が合い、意気投合!!

いやああ、こういうのって本当に楽しいよね!!
うれしかったので、ライブ終わった後にがっちり握手して別れましたよー。いやあ、野田くんがMCで「人生で一番大事なのは出会いだ」って言ってたけど、本当にそう思うよ。
気持ちいい人に出会うと、気持ちよくなる。
人は一人で生きてないからね。
本当にどういう人と出会い関わっていくかって大事。